信愛

‪私がすごくすごく嫌なのはいなくなってしまったその瞬間の悲しみをずっと持っていられないこと。明日になれば当然悲しみは薄れていくしまた一日が始まって私は彼女を置いていく。‬私は歩んでいくスピードを落とすことは出来ても止まれない。ゆっくりでも、確実に一歩づつ進んでいってしまう。その間、嫌なことばかりじゃない。辛い。ずっとずっときみの辛いに浸っていたい。

そうでもしないと忘れてしまったと君に思われてしまう気がしてならない。

「やっぱりふーこは生きるべきだよ」って言ってくれたけど私ね連れてって欲しかったよ。

辛い。嘘だと信じたくて調べるたびに事実は真実になってしまうし、見たくもない心無い話も見てしまう。「そんなもんだ、そんなもんだ」ときみは言ってたけど私は私は。

時間の流れはとても残酷。あんまりにも残酷。置いていきたくない。君を過去にしたくない。そう嘆いていても1秒ずつ君は遠くなっていってしまって私はまだ時間を止められなくてごめんね。