大好きな彼女

私は、最低な人間です。

忘れもしない1/31。

お昼時でした。私は某コンビニで働いていました。ちょうど裏でお茶を飲んでた時まだ既読にしてないLINEに追加のLINEが来ました。急用なんだなと思いLINEを開くとf:id:Fufufuuko_kako:20181129182831j:image「今までありがとうね」と一言添えられてました。私は心の中でまた自殺未遂をしようとしてるのかな?と生き足掻いてる彼女の自殺未遂を止める権利は私にないと思い上記のLINEを返しました。この画像を見る度に目頭が熱くなって思わず自分の端末を叩きわりたくなる。何が「あっちに行ったら遊ぼう」だ。

私はまだ子供で死に対しての希望を抱いていた。死んだら幸せなところで幸せに暮らせる。何もかもから解放されて好きなことだけして死んでいける。

そんな阿呆なことをTwitterで垂れ流していた。

彼女は言った「本気で死にたいけど本気で生きたい」

カラオケの201号室で私たちの意見が合致した瞬間だった。

コンビニのお昼時は二人体制でお昼を買いに来る人達が100人は来るようなところだった。LINEを返してる時間は本当はなかった。もちろんTwitterなんて見てる時間もなかった。彼女の「本気の自殺」をリアルタイムで見ていなかった。だからこんな軽い気持ちでまた帰ってくるだろって、私の意識の低さが低落さが彼女を殺した。彼女は帰ってこなかった。

自殺を助長するどころか背中を押すような言葉じゃないか。彼女を殺したのは私じゃないか。憎い。とても自分が憎い。幸せになって欲しい彼女に背いて私はいまも不幸せにしがみついている。幸せになったらいけないから。彼女を憶えている。憶え続けることで罪を償い続ける。幸せにならないことで自分戒める。

毎月待ち合わせなんかしてない別段会える訳でもない駅に花を持って謝りに行くんだ。

初めてあった吉祥寺、制服の彼女は思ったより小さくて可愛かった。彼女は大人になることを拒んだ。18歳という大人に1歩近づく時を拒んだ。

私達は一緒に死のうと阿呆な話をしたり居場所がない寂しい話をしたり、自殺とはなにかと考えたり。

あって遊ぶたんびにそのようなことを考えて話てきた。

タバコを吸いながら健康を害することを自ら進んでなんでもやった。薬を沢山飲んで呼吸停止してみたり。首吊り自殺を試みて物干し竿を1本ダメにした。カエルが潰された時みたいな声で足掻いた。苦しかった。一瞬真っ白になって気がついた時にはカエルのような声で生きようとしていた。気持ち悪かった。自分が。

死んでしまったら、無になるんだ。私は無に対して手紙を書き花を添えて謝り泣き慰めてもらおうとしてる自分がいる。彼女がふらっと現れて「泣かないでよフーコ。私は幸せだからさ」その言葉さえ聞ければどれだけ救われるか、なんて考えてる私は結局生きてる。救われたいなんて生きたくない人は思わない。

自分がいることに切なくなった。1/31に取り残された彼女と一緒になりたかった。こんなに苦しいなら。苦しすぎて目を瞑って楽しい事や現実を見る。そうすると後ろ髪を強く引っ張られるのだ。私が作り出した虚妄の彼女が私を忘れないでって泣くんだ。

死んでしまったからいつの間にか記憶が風化して私の好きなように彼女を創り出してる。本当にダメなことなのに。ルール違反だ。死んだ人に感化されすぎた。もう戻れないんだ。あとすこしで1年がたつんだ。この約1年間ずっと自分を責め私が勝手に彼女を記憶の中で構成してしまっていることに最近気がついた。

私が救えたかもしれないなんて自惚れめ。買い被り野郎。あるTwitterユーザーに言われた。

その通り過ぎて笑ってしまう

最後にLINEをくれたことで私は自分を自惚れさせていた。きっと彼女はただ一緒に遊んだ友達に最後を言いたかっただけなのだろう。

私が余計なことを言ったことは確かだ。

ただ、救えたか救えなかったかなんて誰にもわからなくて、ただ、彼女はもうここに居ない。それだけの話なんだ。

大好きで大嫌いな世界で明日もまた生きるよ私は。君を憶えてることが私に出来る唯一の事です。

水族館、カラオケ、吉祥寺、お揃いのポーチ。

あの時間は幸せだった。

幸せをくれてありがとう。

私は前へ進む。否応なしに。拒んでも明日は来る。自死が正しいなんて絶対に嘘だったよ。他にも道はあったよ。そのときは暗くて見えなかったけど私は今その道を歩いてる。一緒に歩きたかったなぁ。